2015年12月29日火曜日

訳:Anywhere Is



I walk the maze of moments
時間の迷路 【時の迷路を歩く】
But everywhere I turn to
どこへ向かおうと 【足を向けるのがどこへだろうと そこは】
Begins a new beginning
新たなる一歩 【新しい一歩を始め】
But never finds a finish
見えない最後 【決してあるという終わりには辿り着かない】
I walk to the horizon
目指すは地平 【地平へと歩く】
And there I find another
でもまた地平 【そこでまた地平を見つける】
It all seems so surprising
一見 意外 【どれも驚くばかりと見えて】
(候補メモ:どれも驚き/一目驚き)
And then I find that I know
どこか やっぱり 【やっぱりと気付くのだ】
(候補メモ:でも予想通り/やはりと気付き/でも見覚えし

You go there you're gone forever
君行く とわに 【君がそこへ行けば 君は永久に行ったまま】
I go there I'll lose my way
我行く 我見失い 【私がそこへ行けば 自分の道を見失うだろう】
If we stay here we're not together
とまれば ともになし 【共にここに留まれば 共には居られない】
Anywhere is
どこででも

The moon upon the ocean
海に浮く月 【洋上に昇る月は】
Is swept around in motion
回され巡り 【回るよう動かされている】
But without ever knowing
気付けば不思議 【識りもしなかった】
The reason for its flowing
なぜその巡り 【なぜ巡っているのか】
In motion on the ocean
海を渡って 【洋上を動いて】
The moon still keeps on moving
月 動き続け 【月は依然動き続け】
The waves still keep on waving
波 打ち続け 【波たちは依然波打ち続け】
And I still keep on going
我 行き続け 【私は依然進み続ける】

You go there you're gone forever
君行く とわに 【君がそこへ行けば 君は永久に行ったまま
I go there I'll lose my way
我行く 我見失い 【私がそこへ行けば 自分の道を見失うだろう】
If we stay here we're not together
とまれば ともになし 【共にここに留まれば 共には居られない】
Anywhere is
どこででも

I wonder if the stars sign
そこの星たち 【どうだろう 星たちは導いてくれるのか】
The life that is to be mine
我がなる人生 【私のものになるべき人生を】
And would they let their light shine
光で照らし 【彼らはその光で照らしてくれるだろうか】
Enough for me to follow
導いてほしい 【私が追えるほど十分な光で】
I look up to the heavens
天を仰ぐも 【天を仰ぎ見ても】
But night has clouded over
夜(よ)を覆う雲 【夜空は曇で覆われていて】
No spark of constellation
星座はおぼろ 【星座のしるべもなく】
No Vela no Orion
ベラ、オリオンも 【ベラもなく オリオンもないのに】

The shells upon the warm sands
貝殻たちが 【暖かい砂上の貝殻たちは】
Have taken from their own lands
携えて来た 【自分たちの地から持ってきた】
The echo of their story
ふるさとのうた 【物語の響きを】
(候補メモ:土産話か/しおさいのうた)
But all I hear are low sounds
かそけき声か 【けれど どれを聞いても小さな声で】
As pillow words are weaving
ささやくような 【睦言が織り重なるようで】
And willow waves are leaving
波引くような 【柳のような波が引くようで
But should I be believing
信じるべきか 【これも信じているべきなのか】
That I am only dreaming
幻なのか 【ただの空想なのだと】

You go there you're gone forever
君行く とわに 【君がそこへ行けば 君は永久に行ったまま
I go there I'll lose my way
我行く 我見失い 【私がそこへ行けば 自分の道を見失うだろう】
If we stay here we're not together
とまれば ともになし 【共にここに留まれば 共には居られない】
Anywhere is
どこででも

To leave the thread of all time
本番預け 【最善の道筋を残して】
And let it make a dark line
下書きをして 【暗い線を描かせる】
In hopes that I can still find
望み残して 【まだ見つけられることを願って】
The way back to the moment
やり直す宛 【あの時へのやり直しを】
I took the turn and turned to
つづら折りの 【ある進路をとっては また曲がり】
Begin a new beginning
新たなる一歩 【私は新しい一歩を始める
Still looking for the answer
探し求めよう 【依然答えを探し求めながら】
I cannot find the finish
果て見えぬとも 【その終わりを見出せない】
It's either this or that way
どちらなのだろう 【あっちの道かこっちかの道か】
It's one way or the other
彷徨い進む 【一つの道か 残る一つの道か】
It should be one direction
答えは一つ 【あるとすれば一つの方向だろう】
It could be on reflection
幾度も迷う 【何度も考えて】
The turn I have just taken
決めた進路は 【選びとった進路は】
The turn that I was making
もう歩きしか 【けれど 過去に私が踏み拉いた進路かもしれない
I might be just beginning
未だ出だしか 【始まったばかりかもしれないし】
I might be near the end.
もう出口か 【終わりに近いところにいるのかもしれない】



English lyrics written by Roma Ryan (1995)
Translated by youi
 うまい日本語にするのが難しい!難産の和訳でした.日本語で歌えるような訳をとりあえずつけてみました.すべて脚韻を踏ませました.直訳的で,ぎこちないですが.
 この歌はウェディングソングになることもあるようです.単調なリズムが時の巡りを感じさせ,テンポのいいリズムがその軽快さ,力強さを感じさせるからでしょうか.でも,詩の内容は,必ずしも明るい将来を描いてはいないし,あいまいなまま終わっているようです.自分は,友達の結婚や人生の門出に際して,J.W.ガードナーが言ったとされる「私たちの目の前にあるのは,解決できない問題であるかのように偽装された,息をのむような機会の数々である」(『自己革新』英治出版)にインスピレーションを得た自分なりの言葉を使うことがあるのですが...近い発想なのかもしれない.

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